
版数 | 改版概要 |
---|---|
1.0 |
作成 |
1.1 |
語句を変更 |
1.2 |
標識の図案を変更 |
2.0 |
評価値【I】を追加・および評価値【R】の内容を変更 |
3.0 |
評価値【B】を追加・および評価値【R】の処理を修正 |
3.1 |
語句を変更 |
可欺性 deceivability とは、あるフレンズが社会で生活する際に、どれだけ自分の正体を隠蔽し、また異常性のないヒトの一個体として振る舞うことができるかを定性的に評価するための指標である。 「サンドスター関連事象の隠蔽の原則」と「フレンズの自由の原則」に基づき、新たに保護されたフレンズに関しては可及的速やかに可欺性の評価を行い、処理を決定することが求められる。
可欺性の評価では、けものプラズム(強)部位の隠蔽能力を主に評価するが、そのほかにもヒトらしい振る舞いの模倣、ヒトらしからぬ振る舞いの抑制、またなんらかの疑いを持たれた際の機転や弁護能力などをもって総合的に評価する。 可欺性評価の定形試験項目および非定形評価基準、ならびに評価開始から受諾までの流れは個別資料「可欺性評価詳細」を参照せよ(ただしこちらは必ずしも一般構成員が把握する必要はない)。
可欺性評価値は隅付き括弧(フォント上表記できない場合は角括弧で代用する)で囲まれたラテン文字一字である。 各ラテン文字は光のスペクトルにちなむ英単語の頭文字である。
可欺性評価値は【B】【G】【Y】【R】【I】の5段階に分かれる。 可欺性評価値は【B】-【G】-【Y】-【R】-【I】の順序をもち、【B】に近いほど「上」あるいは「高い」、【I】に近いほど「下」あるいは「低い」などと表現する。
各評価値はそれを示す標識をもつ。 可欺性の標識はフレンズIDカードまたその仮カードに印字される。 可欺性の標識の彩色は一般的な心理感情に合致し、また色弱のフレンズにも識別しやすいよう、JIS安全色(JIS Z 9103)に基づいて決定されている。
円
青(2.5PB 4.5/10)
白(N 9.3/0)
評価値【B】のフレンズは、おおよそ常に異常性のないヒトの一個体とまったく同様であるかのように振る舞うことができると認識される。
傾向として、以下のようなフレンズが【B】を評価されることが多い。
ヒト属 Homo の大部分
キツネ属 Vulpes の一部
タヌキ属 Nyctereutes の大部分
イタチ科 Mustelidae の一部
評価値【B】のフレンズは、以下のように処理される。
特別な許可なしにJAPARI管轄外の区域への外出が行える。
学内の放課後活動への参加が許可される。
JAPARI管轄内・JAPARI管轄外の施設での業務従事活動が許可される。
正方形
緑(5G 5.5/10)
白(N 9.3/0)
評価値【G】のフレンズは、精神的安定性が欠けているとき、けものプラズム(強)部位の意図せぬ露見などが発生するリスクを有するが、それ以外においては異常性のないヒトの一個体とまったく同様であるかのように振る舞うことができると認識される。
傾向として、以下のようなフレンズが【G】を評価されることが多い。
キツネ属 Vulpes の大部分
タイリクオオカミ Canis lupus の一部亜種
ヨーロッパヤマネコ Felis silvestris の一部亜種
爬虫綱 Reptilia のうち小型のもの
両生綱 Amphibia のうち小型のもの
評価値【G】のフレンズは、以下のように処理される。
精神的に安定しているかぎり、特別な許可なしにJAPARI管轄外の区域への外出が行える。
学内の放課後活動への参加が許可される。
JAPARI管轄内・JAPARI管轄外の施設での業務従事活動が許可される。
ひし形
黄(7.5Y 8/12)
黒(N 1.5/0)
評価値【Y】のフレンズは、けものプラズム(強)部位の意図せぬ露見などが発生するリスクを有するため、必ずしも異常性のないヒトの一個体として振る舞うことができないと認識される。
傾向として、以下のようなフレンズが【Y】を評価されることが多い。
哺乳綱 Mammalia の大部分
鳥綱 Aves の大部分
爬虫綱 Reptilia のうち大型のもの
両生綱 Amphibia のうち大型のもの
評価値【Y】のフレンズは、以下のように処理される。
管理部の許可を以てJAPARI管轄外の区域への外出が行える。
学内の放課後活動への参加は激しい運動を伴わないもののみ許可される。
JAPARI管轄内の施設での業務従事活動が許可される。
倒立正三角形
赤(8.75R 5/12)
白(N 9.3/0)
評価値【R】のフレンズは、異常性のないヒトの一個体として振る舞うことは困難であり、非管理下での自由行動は少なくないリスクを伴っていると認識される。
傾向として、以下のようなフレンズが【R】を評価されることが多い。
多動
近視眼的
度を超えた精神病質・社会病質
その他、ヒトとしては特殊な性質
評価値【R】のフレンズは、以下のように処理される。
管理部の許可と、構成員または【G】以上のフレンズの同伴を以てJAPARI管轄外の区域への外出が行える。
学内の放課後活動への参加は許可しない。
JAPARI管轄内の施設での業務従事活動は「けもの喫茶じゃぱり」のみ許可される。
正立正三角形
黒(N 1.5/0)
白(N 9.3/0)
評価値【I】のフレンズは、異常性のないヒトの一個体として振る舞うことが事実上不可能であり、非管理下での自由行動は無視できないほどのリスクを伴っていると認識される。
原則として【I】を評価されることはないが、可欺性の評価がなされていないフレンズはすべて【I】相当として扱う(例えば、仮のフレンズIDカードは評価値【I】のデータが書き込まれる)。
評価値【I】のフレンズは、以下のように処理される。
JAPARI管轄外の区域への外出は緊急事態(定義済み語句: cf.「緊急事態の処理と判断」)を除き許可しない。
通学は許可しない。
業務従事活動は許可しない。